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Personal Acts Introspective

by neilguse-il

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1.
「休日の始まりと終わり」 赤染めの月が 切り別けた夜空 落ちるカタバミ 摘み釣鐘の音色に 「目を覚ます もう眠れないことを確認する 目を閉じる すぐ、休日の終わる音がする 吊るされる夢 どこかに墜ちてゆく  妄想の始まりは、今  独り言の続く渦の内側」 錆びた唇から 零れだす 墨染められた 愛の無い 再びの憂鬱は やがて積もり黒紅色 耳鳴りに変わった 絡みつく  継ぎ接ぎドラマの始まりと終わりの奥へ
2.
紅詩雪 04:39
「紅詩雪」 夜霞 白雪の色さえ消える 様子の合間を  朱は詩う先から 摘み取り孵すから 知らぬふりをさ、していたの 蕩けそうな眼で 私の声を月明かり代わりに 咲いて零れる痣 同じ順列  出揃った夢 冷めない雪みたく 高くふらつく 五月雨て行くばかりの言葉 宵知れず 再び足跡 零れ落ちた 「降り積もる前に見失わないで、君の音はまだ」 遠く鳴り響く大切な独り言は もう紅に溶けたみたい 待ち人の知らせとか、いつか見た調も ここでは等しく意味を無くしたまま さぁ、迷い灯る  時に届かない事が手を暖める事もあるから 今はただ、足音のする方へと 凍る前に 溶ける影は 孤独さえも置いて来たの だから、そっと手招きをしてる ノスタルジア達の目に映らず 黙り込んだ私の手をとる さざめきの裏側 サイコロジカル 擦り切れた返事の 積み重ねた道も 今はそよぐ風と同じ 白い鼓動 紡ぐ温度 聴こえだした 藍色のシンクロニシティ  合わせて 踊りだした 日暮れ 射して 目を覚ましだすの あと少し残った 夕陽のため
3.
「愛想レートNo9とNo0」 おとなしくしてたから 忘れられて 時折 通り過ぎ去られる時間 落ちる ひらりふらり香り セピア色に揺れる 流れのまま たゆたうしか 出来ないの とりあえず 今は 火のないランプの灯りを頼り 歩き出す 古びたソフィア 遠く泣いた魚の声を聴く 夢を見たの 水族館には誰もいなくなった 黒いシルクのような闇に溶けた、水の音が続く限り 道の続きがある 眠り損ね、ここまで来たことの意味 導のない、深い場所で 今は 昔話の書き直しの日々は黄昏パラノイド 釣り合わない行為はコインロッカーに預けて 愛想レートNo9とNo0 トレード零度のドアを開け 目の眩む音 やっと「始まり」を見つけた
4.
「藍廊下ガラス」 まだ 彷徨う人のない 未然の道 ガラスには写らない 私の靴  くるり来るまま 踊って くるり 咲く ミニチュアじみた 自由のために  跳ぶ ふれた風に 戸惑わないで良い 此処に今だけは ただ褪める藍 静かに通り過ぎ 然る 反響する音 包まれ 連れまわされている 指先から 次の泡沫へと踏み込む 全て忘れてゆける 徒々、足りない吐息を継ぎ足しながらさ 「動き続け」 誰も皆、羨むことの無い時  止まった雑音 空になった水槽のよう 乾ききった香りが残る 去り際の 気の利いた言葉と同じ 味気ない空気 吸って  掃いて捨てるほどある おなじみの会話パターン 閉じる 思考 積みの底 染まる頬は赤く、熱を帯びてゆく ようやく、錆付いていた体が地上を思い出したようね 言葉の先を行くように 次々に舞う  止まる 流れる 揺らめく そのまま飛び上がる  翼など戯言なのだと猛る まだ、まだ先へと 幽かに見える あの 水面に向かっていると気づく そうしていつか  時が辿り着いたの
5.
「対岸を目指して」 待ち合わせ 何千と読み終えた 本日の予定と 冷め切ったプレゼント 昔の事を口癖にして 「また、通り過ぐ、列車には誰もなく」 降りる人の無いホーム 出会う事のない人に出会うために ただ指折りながら祈るだけ 回る空 気がつくと 夜空になれず 橙染みて 「いつまでも」 呆然と 流れすぎてく 孤独の故に もう隣には、知りすぎた無気力が 思い出すまでも無く 赤は近く 止まることはない  ただ 飛び散る愛 それだけのために或と 紡ぐために今、祈る指 解け 立ち上がる 向かうために 扉 開く言葉が 鳴き病む
6.
尽きノ光 02:51
「尽きの光」 甘く続く愛  沿えらる退路に逢えた 遠いあざと釣り合いの  手招く声 尽きる十重の髪  飴色ナイト 月の光 人差し指で触れる 「言」 理の放棄 ただ徒然の 出会えと別れを また 知った
7.
「黎と日の月」 空 積み重ねた 月明かり 未だ私の理 逆さまの都会は もうすぐ  夢の底に辿り着く 繰り返される 雪景色が 夜空を溶かす前に  「さぁ言祝は、一人きりのため」 サヨナラするのは、明日のためなのさ 借り物の愛してるの印は たまに会いにくるくらいで良いから 最後に見た大嫌いの位置ですら 囁く様に教えてくれるはずさ ほら、触れては思い出さ いつも同じ空白がある 灯したはずの部屋が 暗すぎたときみたいな寂しさが 二人で歩く 傍に或ことの意味 失ってゆく 置き忘れた影みたいに、いつか必要で 今も外は星の光がさしているのに 「どうして」 時計の針は動き出したの  私が失った 型ある答えを まだ返してもらっていない このまま 一人で帰ること 揺らいでくる もう一度だけ  朝が来るまでは 永すぎるのよ 「そう思うのはお終いなんでしょ」 取り返しのないこと 囚われ 届かないことの理由を 取り出す 徒労に泣いて捨てたはずの言葉は 今でも指先に残り 信じた全ての行き先が バラバラになって 朝も夜もなくなってしまっても サヨナラだけは残るはずだから さぁ、月の海より冷たい明日へ向かう

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released April 27, 2014

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